12:30 | 受付 |
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13:00 | 開会 |
13:30 | 基調講演 |
15:20 | 意見交換・質疑応答 |
17:30 | 交流会 |
19:00 | 閉会 |
日本の誇りを取り戻す
ー 確固たる信念と高い志を持ちなさい ー
スタンフォード大学フーヴァー研究所
西鋭夫
<主な著書>
「國破れてマッカーサー」や「日米魂力戦―敗けるなニッポン」といった著書は、
その洞察力と優れた文章力により、多くの読者に影響を与えています。
<その他>
・新設・明治維新
・占領神話の崩壊
・アメリカ帝國滞米50周年
・日米魂力戦
・富国強弱ニッポン
皆さま、いつも大変お世話になっております。2023年度経営研究集会・実行委員長を仰せつかりました沼田支部の工舎澄み処(こうしゃすみか)・山口長士郎と申します。
この経営研究集会が前回沼田で開催されたのは2015年でした。それから8年が経ち、再び皆様を沼田にお迎えできることを楽しみにしております。
今年の研究集会では、「日本の誇りを取り戻す」とのテーマで、西鋭夫先生にご講演いただきます。講演テーマの、日本の誇りとは何か?というのは、わかりやすいようでいて、なかなか簡単な問いではありません。暮らし方、ものの考え方、経済の形、色々なものが戦後に変遷していく中で今日の「日常」が形成されましたが、その中で当たり前に生きる私たちにとっては、客観的に「何が足りないのか」「何が奪われてきたのか」を考えるのは容易ではありません。
しかしここ10年程の間にさまざまなメディア媒体が誕生し、多様な情報が広まるにつれて、日本を取り巻く問題の深刻さが一般に認知されてきました。教育、経済構造、経済格差、世代間および世代内での断絶など、、、そして多くの人が「このままではまずいのでは?」と漠然と感じ、でも、だからといってどうすれば良いか分からない、そんな心境を抱えているのではないかと思います。
私たち中小企業家同友会の会員は県内各社の経営者や幹部の方で構成されています。それぞれ組織の意思決定を担う立場にあります。意思決定が必要な機会は日々おとずれますが、特に重大な場面「このままではまずいのは分かるが、明確な答えは分からない」ときに多くの会員のみなさまは「理念に立ち返る」ことがどれだけ重要か、肌で感じていらっしゃると思います。それは会社の歴史から生まれたグランドデザインを再認識することだと私は思います。
今回の経営研究集会で作りたいのは、それを国というレベルで再認識する機会なのです。いつのまにか忘れられてしまったこの国のグランドデザイン=歴史=その誇りが、中小企業経営にどう結び付き、取り戻すことでどんな未来=個々の会社認識の刷新、に繋がっていくのかを、皆様で共有していきたいと考えております。
私たちが生きる「今」は過去からの流れの先にありますが、私たちはその過去の事実をどれだけ理解できているのでしょうか?先人たちの想いを未来に繋ぐ準備は出来ているのでしょうか?
- 未来のために歴史を振り返り、先人たちの想いをつなぐ -
そんな研究集会にしていきたいと考えています。
2023経営研究集会実行委員長
山口長士郎