日本経済は緩やかな回復基調にあるものの、物価高や労働力不足などの課題は深刻化し、従来の社会システムや価値観が激変する大きな時代の転換期を迎えています。また、中小企業を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続いており、会員企業からは「今年度はもっと厳しくなるのではないか」という悲壮感を持った声も多数聞こえてきます。そうしたなか、今後の中小企業や同友会の進むべき道として必要になるのは、これまでの経営や組織づくりの延長線上にある成長・発展ではなく、本当の意味での経営革新、すなわち「進化」ではないでしょうか。
しかし、時代の変化に合わせて経営を進化させるにしても、経営者が肝に銘じておかなくてはならないのは「不易流行(いつまでも本質的なものを忘れず、新しく変化を重ねているものを取り入れていくこと)」です。さいわい同友会には、先人たちがこれまで築き上げてきた「同友会理念」や「人を生かす経営」、そして「学び合う文化・風土」があります。そうした本質的なものの見方や考え方、あり方を根底に据えた上で、進化を遂げるための具体的な「行動」につなげられればと思います。
2026年度の群馬同友会スローガン・重点方針は、前年度の内容を概ね引き継いだものとしました。辞書の1ページである会員を増やし、一人ひとり異なる経営体験に基づく知識や知恵の総量を増やすとともに、すべての組織・会員が一丸となって群馬同友会を進化させる一年にしていきましょう。
