9月4日(木)、5日(金)の2日間、京王プラザホテルを会場に「第28回女性経営者全国交流会in東京」が開催されました。「GRADATION!~咲き誇れ、じぶん色、みんな色~」をスローガンに、各地同友会から約1100名の参加者が結集。全国から集まった参加者が県の垣根を越えて学び合いました。群馬同友会からの参加者は18名。
1日目は「経営者の覚悟」「経営理念の実践」「人を生かす経営」「市場・顧客」「付加価値を高める」「企業の社会的責任」「多様性・ジェンダー・女性活躍」など、全11の分科会に分かれて経営体験報告やグループ討論が行われました。
第6分科会では、群馬同友会のN’s Peducation・高屋敷奈央氏が座長を務め、赤城フーズ㈱・遠山昌子氏が「会社を救ったのはやっぱりカリカリ梅だった!~見方を変えれば今あるものが再生のカギに~」と題して報告。「自社の製品やサービスを見つめ直し、強みを信じて発信し続けたことが付加価値向上につながり、いま大きく花開いた」と約200名の参加者に訴えかけました。
2日目の全体会では、創業1805年、くず餅・くず餅乳酸菌の製造販売を行う㈱船橋屋・神山恭子氏が「この会社が好きだから~愛と行動で未来を創るリーダーシップ~」と題して記念講演を行いました。
参加者アンケートには「自分では見えていない自社の強みに気付かせてもらった」「自社のブランディング化の重要性を強く感じた」「初心・理念を忘れず笑顔を伝播させる経営姿勢を目指したい」「価値を創る(見出す)のは経営者」などが綴られていました。
来年度の女性経営者全国交流会は兵庫での開催となります。今大会の熱い思いを地元群馬に持ち帰り、来年も群馬同友会から大勢の参加が期待されます。

活動レポート
第15回関東甲信越ブロック代表者会議(群馬)
日 時/2025年9月25日(木)13時30分~20時
会 場/Gメッセ群馬 TEL:027-322-2100
参加費/10,000円(懇親会含む)
第28回女性経営者全国交流会in東京
日 時/2025年9月4日(木)13時~5日(金)12時
会 場/京王プラザホテル 4階
テーマ/『GRADATION!』
~咲き誇れ、じぶん色、みんな色~
障害者雇用委員会10周年記念式典
日 時/2025年8月7日(木)
13時30受付 14時~17時20分
会 場/ホテルメトロポリタン高崎
参加費/2,000円(懇親会まで9,000円))
テーマ/『なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?』
講 師/横浜市立大学 名誉教授 景山摩子弥 氏
障害者雇用委員会は、8月7日(木)、ホテルメトロポリタン高崎を会場に「障害者雇用委員会10周年記念式典」を開催しました。委員会発足10年の節目となる本式典では、これまでの障害者雇用フォーラムで登壇いただいた報告者をはじめ、近県同友会の障害者関連委員長や県内の特別支援学校、各支援機関から約70名が集まりました。
記念式典では、群馬県産業経済部労働政策課・齋藤慎一課長、群馬労働局職業安定部・水野憲一部長より祝辞をいただいたほか、委員会設立から10年の振り返りを、生沼初代委員長が務め、黒岩前事務局長との文字通り二人三脚での船出を振り返るとともに、活動の幅が拡がりメンバーも増えた委員会への期待を語りました。また、今後の10年に向けて、石原委員長が決意表明を行い「小さな配慮が大きな自信につながる。その積み重ねが組織に好循環をもたらす」として、改めて人を生かす経営の実践を誓いました。
講演会では、横浜市立大学・影山摩子弥名誉教授が「なぜ障がい者を雇う中小企業は業績を上げ続けるのか?」とのテーマで講演し、中小企業が抱える人手不足とイノベーションの課題を障害者雇用が解決するとの指摘に加え、障害者が多様性と心理的安全性を職場にもたらすことで、健常者の労働生産性まで高まり、企業全体の業績が向上する具体的事例が多数紹介されました。
講演後のグループ討論では「中小企業ならではの柔軟性は障害者雇用にどう活かせますか?」とのテーマで意見交換が行われ、「直接雇用だけでなく、就労支援へのアウトソースや多様な関わり方がある」「障害者雇用が健常者社員のグレーゾーン特性把握に繋がる可能性がある」といった意見が発表されました。